丸ノ内線は大塚四丁目交差点から道路の真下を走り、半径400m左曲線で進路を変えながら春日通と交差します(写真1参照)。ちなみにこの道路、丸ノ内線開業時点では存在していなかったことが参考文献3よりわかります。道路の真下を地下鉄が走っていたのではなく、地下鉄の真上に道路をつくったわけですね。
写真2は写真1と同一地点から反対方向を見た状態です。奥に茗荷谷駅があります。
ところで、丸ノ内線が春日通と交差する地点には空地があります(写真3参照)。何があったのか思い出せず、昔の写真を調べてみたら見つかりました。東京都交通局巣鴨自動車営業所大塚支所(写真4参照)です。なかなか味わい深い建物でした。丸ノ内線A線はこの建物の前(現在は空地)を右から左に走っています。ネット検索して見ると、跡地には地域コミュニティ施設、保育所、特養老人ホームなどの建設が検討されているようです。
茗荷谷駅はその名の通り谷に位置します。写真5は同駅を南方から見た状態ですが、地下区間の真上には高い建物がないことがよくわかります。丸ノ内線はここからしばらく地上を走ります。