「50億円」「100億円」「1,000億円」などという金額がマスコミ報道されることがあります。しかし、直感的にどれぐらいの金額なのかよくわかりません。一般庶民が直接手に取って見ることができるのは100万円前後(人により±1桁以上の差異可能性あり)が上限だからです。
このような場合、例えば金額を「1万円札を積上げた時の高さ(厚さ)」に例えるとわかりやすくなります。
1万円 0.1mm
100万円 10mm(1cm)
この程度までであれば、高さに換算するまでもなく直感的にわかる範囲かと思います。
ところがさらに1桁、2桁と上がってくると、「日常生活」という感覚ではなくなり、金額的に直感的理解はできなくなってきます。しかし、高さに換算すれば感覚的にわかります。
1,000万円 100mm(10cm)
1億円 1m
…「1億円 1メートル」です。高いものですね。
さらに100億円ともなれば高さ100mです。積上げた1万円札の束は、20数階建ての建物とほぼ同じ高さです。札束を横倒しにしてその脇を走ると10秒程度(平均36km/hにおいて)かかります。
1,000億円では1kmです。札束を立てたままなら東京タワー3つ分、スカイツリーでも1つ半ということになります。横倒しの札束の脇を歩くと約10分(平均6km/hにおいて)かかります。
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高さに換算して感覚的にわかるようになりましたが、やはり50億円(高さ50m)、100億円(高さ100m)というのはすごい金額なのだなと思います。