資料の製本

集めた資料は一時的に2穴ホルダに入れておくことが多いのですが、よく見る資料を半永久的に保存しておきたい場合は製本してしまうことがあります。ホットメルト式の簡易製本機が市販されているのでそれを使えば楽なのかもしれませんが、手作業でものを作ること自体が愉しいので私は下記のようにしています。

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写真1のように、資料の表紙側と背表紙側いずれにも白紙とケント紙を重ね、地と小口をきれいにそろえます。その後、背に木工用ボンドを塗ってから重しを載せて乾燥させます。

 

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乾燥したら糸鋸で背に溝を入れ、その溝に木工用ボンドを注入してから糸でしばります。さらに露出している糸に木工用ボンドを塗ってから重しを乗せて乾燥させます。写真2はここまで完了した状態です。重しを載せる際は、写真3のように樹脂加工された紙をはさんでおき、乾燥後剥離できるようにしておきます。

 

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背にたっぷり木工用ボンドを塗ってから写真4のように厚紙を貼ります。乾燥すると背はかなりしっかりします。

 

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最後に写真5のように、表紙となる紙で背をくるみ、小口側をケント紙と白紙の間に折り込めば完成です。