松戸市に入るとパチンコ屋の駐車場(写真1)になり、線路跡は全くわかりません。しかし、その先線路跡は民家の列になります。航空写真を見るとはっきりわかります。写真2の左側が線路跡です。
この先100mほどは区画整理で消滅していますが、再び線路跡が現れます。写真3の木のあるところがそうです。木の列を道沿いにたどっていくと金ヶ作小学校の校門(写真4)に出ます。校門の前が線路跡です。学校ができたのは高度成長期のようで、鉄道連隊があった頃は林だったようです。とは言え、線路があった場所に木はなかったはずで、この道路沿いの木の列はあとから植えたものではないかと推定します。
この先も線路跡は民家の列として残っています。その先には写真5のような「いかにも」という感じの細長い空地が続きます。よく見ると奥の方に新京成電鉄の五香駅が見えます。
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ここまで鉄道連隊の線路跡をたどってきて、新京成電鉄は鉄道連隊の線路跡を意外と使っていないように感じ、ちょっと計算してみました。
鉄道連隊線路跡流用区間:約1.3km
上本郷駅付近:約0.4km
八柱駅付近 :約0.7km
五香駅付近 :約0.2km
なんと、この区間の線路跡流用率は2割弱でした。