北区中央図書館

うまく活用されている煉瓦建物の例です。

北区、板橋区は軍需工場地帯として有名なところでした。終戦後70年以上経過した現在でもその名残はあちらこちらに認められます。

そのひとつが北区の中央図書館です。ここには終戦まで東京第一陸軍造兵廠(兵器を造る工場)がありました。この275号棟は工場の一部として、1919年(大正8年)に建てられたと言われています。1世紀前ですね。

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図書館とはその名の通り、図書を保管して閲覧できるようにするための場所です。したがって、のっぺらぼうのビルの中にぎっしり図書を置いても最低限の「図書館」にはなります。実際にそういう図書館がありますが、おもしろくありません。やはり「場の雰囲気」というものが大切です。

北区中央図書館の雰囲気の良さは、写真をご覧いただければ説明するまでもないと思います。内部は撮影していませんが、さらに素敵です。

ドンパチやっていた時代があったということを後世に伝える(平和の尊さを教える)という意味で、価値が高い活用法だと思います。