1.はじめに
池袋駅には50か所程度の出口があります。そのほとんどには番号が表示され、パッと見て何番出口かわかるようになっています。しかし例外はつきもので、今回取上げる16番出口はパッと見てもわからない点が特徴です。
2. 16番出口はどこにあるか
池袋駅の西口(北)と西口(中央)の間の西側の地下は東武ホープセンターになっています。東武ホープセンターは東西方向の2本の通路により、ノースゾーン、センターゾーン、サウスゾーンの3つにわかれています。16番出口はこのうちのノースゾーンに至る階段です。各種の案内地図を見ると、16番出口は13番出口の北側に明記されています。それならすぐにわかる…と思うところですが、実はそうではないのです。
3.現地の状況
西口(中央)から地上に出て北西に向かうと、写真1に示した13番出口がすぐ見つかります。写真2のごとく、「池袋駅」案内表示の右側には「13」と記されています。
次に、案内地図に従って北の方に向かうと…確かに写真3のような階段はあります。しかし、案内表示の右側には写真4のごとく「3」と記されています。3番出口ということのようです。それでは16番出口はどこにあるのだろう…と思いながら周囲を見たのですが、すぐ東側に見える出口には「17」と記されています。改めて案内地図と対比すると、16番出口は17番出口のすぐ西側、つまり先ほどの「3番出口」の位置になるはずです。
それに、よく考えてみると3番出口はずっと南のEsola(有楽町線の真上)にあったはず…。「3」という数字が薄い緑色というのもちょっと気になり、ひょっとして…と思いながら「3番出口」の階段を降り始めたら…
やはり「3番出口」は、写真5に示したように16番出口でした。しかし、階段を降り始めないと出口の番号がわからないとは…
写真6は、東武ホープセンターのノースゾーンから見た16番出口です。ちゃんと16という数字が記されています。ただし、東武ホープセンター内に16番出口を示す「16」という表示はありません。地下の東武ホープセンター内を歩いている限り、ここが16番出口ということはわからないのです。
4.謎解き
この16番出口は、以前記した12番出口と同じく東武ホームセンター「店内」につながっています。東武ホープセンターの営業時間は10:00～21:00ですから。朝の通勤時間帯などは、駅の出口として機能しません。そのため、いずれも地下駐車場への専用階段扱いとしているわけです。しかし、16番出口の場合は地上部の表示が紛らわしく、地上においても地下においても発見がむずかしくなっています。
以上
さかてつでした…
