引続きナヤ11のお話です。
ナヤ11 1はナハフ11の車掌室(長さ1475mm)が乗務員室に改造されました。それに対し、ナヤ11 2はナハ11の便所と化粧室(長さ1380mm)が乗務員室に改造されました。
写真2はナヤ11 1とナヤ11 2の乗務員室部を比較したものです。出入台前端から引違い窓前端まではそろっていますが、その前方(妻面までの)長さには差があることがわかります。乗務員室の運転台と引違い窓の位置関係をそろえる方が自然だと思うのですが、そうしなかったのは、教習用なのでわざと95mm(＝1475mm－1380mm)の差をつけてそれを体感させよう…ということだったのでしょうか。
写真3は乗務員室です。車外から撮影したものですが、ナハフ11時代に車掌室を仕切っていた壁と引戸は撤去されています。よく見ると、引違い窓はその枠が木製のようです。
見れば見るほど不思議な感じの車両です。
以上
ちかてつの
さかてつでした…
