遺跡の中の飯田橋駅

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写真1 プラットホーム跡の長~い通路

 JRの飯田橋駅は転落事故防止のためにプラットホームを西の方に移設しましたが、昔のプラットホームはそのまま通路として残っています。もちろんここから電車には乗れません。事故防止のため、柵が設けられて長~い長~い通路になっています。飯田橋交差点側の入口からJRの電車に乗るためには結構な距離、歩くことになります。

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写真2 薬のマーク?

 プラットホーム跡の長~い長~い通路は、右側通行になっています。よく見ると、上の方に昔よく見た薬(アリナ●●)のマークが入っています。いえ、そういうことではないでしょうね。ただ単に進行方向を示す▲を○で囲んだだけなんでしょうけど、色と形はそのものになっています。

 

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写真3 新しいプラットホーム

 ところで、新しいプラットホームを見て疑問を感じました。この床仕上げが異なっている部分は何なのでしょうか? このプラットホームは継ぎ足したわけでもないはずです。実は写真の右前方に見える案内板にその理由が記されていました。
 プラットホーム移設工事に際し、この場所にあったお濠水位調整用の堰と思われる石敷が発掘されたんだそうです。まさにその場所を示すためにこのようにした由。

 

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写真4 牛込見附

 2階に店舗があるので、江戸城牛込見附の石積を上から見られるかなと思い、2階のデッキに出ました。予想通り、上からよく見ることができます。江戸城の出入口とお濠、そしてそのお濠の中を走る中央線です。

 

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写真5 案内板

 …なんと、私が思ったことがそのまま案内板になって並んでいました。歴史に関する案内板がこんなに並んでいる駅も珍しいもんです。見ているだけで楽しくなります。

 

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写真6 新しい建物

 牛込見附側から見た新しい建物です。景観に配慮して、黒く目立たなくされています。

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写真7 駅前の案内板

 そして…新しい建物の前にも江戸城に関する案内板がずらりと並んでいるのでした。全部読むと結構勉強になります。

 案内板を設置したのはJR東日本です。電車で人を運ぶだけでなく、歴史の教育も業務の一部になっているようです。

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さかいさかιゝ さかτゝ
さかτ さかてつでした…