将門首塚

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現在、千代田区の大手町から丸の内にかけて再開発の嵐ですが、その中にぽつんと取り残されたような感じの場所(写真1)があります。将門首塚です。こんな由来があるんだそうです…

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今から1000年ほど昔、平将門は坂東の地を平定して自ら新皇と称しました。朝廷はこれを許さず鎮圧を指示します。将門は平貞盛藤原秀郷に討たれました。

その首は京都に運ばれてさらされましたが、三日後に白光を放って飛び去り、この首塚のあるところに落ちました。村人は恐れをなして塚を築きましたが、その後も将門の怨霊が祟りをなしたので、供養してさらに神田明神に祀ったら鎮まったそうです。

しかし、将門の怨念が消えたわけではありません。関東大震災後にこの首塚を壊して庁舎を建設したら立て続けに役人が亡くなりました。戦後、GHQ首塚を壊そうとしたら工事中に事故が発生して死者が出ました。その後建ったビルの首塚に面した席に座っていた方々が次々に病気になったという話もあります。

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首塚は、1000年という時間を超えて未だに不思議な力を放ち続けています。写真2と3は、再開発が始まる前(5年ほど前)に撮影してあった写真です。雰囲気を味わってください。ひぇ~。