蘇峰公園は大田区にありますが、品川区との区境に面しています。今回は、この公園の前の区境がどこにあるかというお話です。
まず品川区と大田区それぞれのサイトで道路平面図を確認しました。品川区の地図には道路の東寄り(大田区寄り)に二点鎖線が記されています。大田区の地図には道路の西寄り(品川区寄り)に二点鎖線が記されています。つまり、自分の区の面積が広くなるように記されているわけです。道路平面図は境界を示すものではないという断り書きがありますので文句は言えないのですが、現地はどうなっているのでしょうか?

写真1が蘇峰公園の入口です。品川区側から大田区を撮影したことになります。


写真2は3年後の蘇峰公園の前、写真3は最近撮影した蘇峰公園の前です。いずれも北から南方を見た状態で、左の公園側が大田区、右側が品川区です。どこが区境なのでしょうか? 電柱に「山王」の地名が入っています。大田区の地名です。ではこの電柱が大田区にあるかというと、実はそうとは限らないのです。

写真4は路面の案内表示です。尾崎士郎記念館はこちらである旨記されています。この案内表示内部の右下には大田区と記されています。設置したのは大田区ということですね。さらに案内表示の周囲を見ると、右上に品川区の境界標があります。


写真5と写真6は最近撮影したものです。境界標の周囲のモルタルが剥離して減っていますが、境界標の位置は変わっていません。
さて、それでは区境がどこかということになりますが、少なくとも境界標の「矢印の先端」は品川区のはずです。境界標そのものが大田区側になっている点は少々違和感がありますが、おそらくこの「矢印の先端」の左側が大田区で右側が品川区なのでしょう。…ということで、この場所に関しては品川区の地図の方が正解に近いことになります。
以上
さかてつでした…