車両の側面には表示灯が取付けられています。今回は、キハ715の戸閉め車側灯に関してです。
キハ714と同じく、キハ715も夕張鉄道キハ254時代に戸閉め車側灯はありませんでした。取付けられたのは、関東鉄道入線に際して半自動扉に改造された時です。手動扉であっても連動接点を設けることにより戸閉め車側灯を点灯させることはできますし、また実際そういう事例はありますが、夕張鉄道の場合は戸閉め車側灯がありませんでした。
写真1~2はキハ715の戸閉め車側灯です。車体側面から突出しており、前後に赤レンズが取付けられています。
さて、それではキハ715の戸閉め車側灯は関東鉄道で同時に改造されたキハ714と同じか…というとそうではありません。写真3にキハ710形(キハ713)とキハ714の戸閉め車側灯を示しますが、出身が異なるキハ710形に近い形状となっています。ちなみにキハ710形の戸閉め車側灯は三井芦別鉄道時代からのものでり、関東鉄道時代に取付けられたものではありません。
キハ715とキハ714の戸閉め車側灯、なぜざわざ異なった形状に改造したのか…なんとも不思議です。
以上
さかてつでした…