関東鉄道グループの気動車 シル・ヘッダ付の古豪たち

 近日、関東鉄道グループ(関東鉄道筑波鉄道鹿島鉄道)の気動車に関する電子書籍を発行します。今回はシル・ヘッダを有する比較的小形の車両に関し、『シル・ヘッダ付の古豪たち』として4分冊にまとめました。40年近く前の写真を整理し、さらにその写真を見ながら疑問に感じたこと、判明したことを記すのがなかなか大変でした。

 収録した車両は、鉄道省キハ41000形として新製されたキハ410形とキハ460形、そして常総筑波鉄道時代に新製されたキクハ10形の3形式です。キハ460形に関しては、大宮の鉄道博物館にキハ41307として保存展示されているので、ご覧になった方は多いと思います。

 キクハ10形に関してはいろいろと謎の多い車両です。小田急電鉄クハ1650形との比較、台車に関する考察などを記しています。

 本書はいわゆる写真集ではありません。構造に主眼を置いた内容になっており、床下機器の写真の方が車体の写真よりずっと多く掲載されています。雑誌「鉄道ファン」が好きな方よりは「鉄道ピクトリアル」が好きな方に向くような気がします。

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ちかてつ
さかてつでした…