日比谷線と東京オリンピックと地上時代の北千住駅

 今度は東京メトロ日比谷線の開業年をまとめてみました。

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図1 A線B線と開業年と駅番号

 日比谷線の起点は北千住駅ですが、最初に開業したのは南千住駅-仲御徒町駅間でした。その後おおざっぱに北から南へ開業していった感じですが、全線がつながったのは1964年8月の東銀座駅-霞ケ関駅間の開業です。それまで南北に路線が分離していた時期があったわけですね。

 日比谷線は1964年の東京オリンピックに合わせて建設されました。同線でいちばん新しい虎ノ門ヒルズ駅の開業は2020年6月で、2020年(予定だった)東京オリンピックに合わせて開業ということになります。東京オリンピックに縁が深い路線です。

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写真2 北千住駅遠景

 写真を整理していたら、今から40年近く昔の北千住駅の風景が出てきました。この頃、北千住駅日比谷線ホームは地上にあり、同じホームの反対側が東武線でした。日比谷線東武線の乗換という点では現在より便利でした。

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写真3 東武5700系と営団3000系

 写真3は国鉄北千住駅ホームから撮影したものです。奥にちらりと写っている営団3000系が東武線を跨いで急勾配で地上に舞い降りくる姿を拡大するため、東武5700系の画像は切断しました。

 この頃の日比谷線営団が3000系、東急が7000系東武が2000系で18m車でした。夏は強烈な天然暖房が効いていたものです。主抵抗器付近には乗らないのが当時の常識でした。

 今、東京メトロ東武日比谷線用の車両は20m車になり、かわいらしさはなくなった感じです。いずれも操舵台車を採用したため、車両が長くなったにもかかわらず曲線通過時はずいぶん静かになりました。

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ちかてつ
さかてつでした…