押して歩きましょう

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写真1 自転車は歩きましょう

 とあるところを歩いていたら、写真1のような標識がありました。自転車は一般的に走るものだと思っていましたが、「歩きましょう」とのことです。時速4km/h以下を目標とする感じでしょうか。なんとなく、自転車だけが2本足で歩いている様子を思い浮かべてしまいました。

 

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写真2 自転車は押して歩きましょう

 もう少し先に写真2のような標識がありました。どうやら「自転車から降りて」自転車を押して歩きなさいということのようです。自転車「は」と断り書き調なのは、同じ軽車両であるリヤカー(死語?)の場合は押すわけにはいかないからでしょうか。

 ちなみに「軽車両」に関してはこんな記事を書いたことがあります。↓
 この標識がないと馬に乗った楠木正成が夜な夜な走り回るのだろうか…

 写真1の標識はもともと写真2と同じだったようですが、赤い塗料は太陽光で退色しやすいため「押して」が消えてしまったということですね。納得です。

 

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写真3 押して歩きましょう

 さらに進むと写真3のような標識がありました。しかし「押して」の上が狭く、「自転車は」という文字が入るだけの余地はありません。退色しやすい「押して」の赤い文字が残っているわけですから、さらにその上に赤い文字で書かれていても残っているはずですし、黒文字ならもっと残りやすいはずです。もともと「押して」の上には何も書かれていなかったのでしょうか?

 そうなると、初めてこの標識を見た人は「何を押して歩けと言っているのだろう?」と思うだけではないでしょうか? 何とも不思議な標識です。

 

f:id:me38a:20191022200051j:plain以上
さかいさかιゝ さかτゝ
さかτ さかてつでした…