客貨車ブレーキ装置

国立国会図書館デジタルコレクション、今回ご紹介するのは「客貨車ブレーキ装置」という本で、1941年発行です。

鉄道車両のブレーキ装置は技術的には大変重要なものですが、鉄道趣味の世界ではあまり注目されず、鉄道雑誌を見てもなかなかわからないものです。

この本は本職の方々のためのものです。ちなみに発行所は交友社。あれ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。「鉄道ファン」という趣味人のための雑誌を発行しているあの会社です。実は、本職向けの本の出版の方が本来の姿です。

さて、題記の本の内容はこんな感じです。

 ブレーキ装置の概念
 各部分の構造および作用
 P三動弁
 K三動弁
 A動作弁
 ET-6機関車空気ブレーキ装置
 空気ブレーキの取扱い並びに検査
 制動理論の概要
 制動距離および制動時間
 列車抵抗
 走行抵抗

三動弁と動作弁は現在制御弁と称していますが、動作の中身を知ると三動弁とはうまい言い方だなと思います。

GPSブレーキ装置などに使われているP制御弁の具体的構造を知ることができます。

興味がおありの方は下記をどうぞ。下記画面で直接ではなく、PDFファイルをダウンロードした方が読みやすいと思います。
   ↓

客貨車ブレーキ装置 - 国立国会図書館デジタルコレクション

f:id:me38a:20191022195213j:plain以上
ちかてつ
さかてつでした…