【地下鉄好きの方へ】千代田線と一体のトンネルに合流する三田線

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1.はじめに

 今回を以ってようやく【地下鉄好きの方へ】三田線神保町駅-大手町駅間の経路特定手順の現地状況報告最終回になります。

2.神田橋までの地上風景

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写真1 空中写真(2017年8月撮影)

 今回ご紹介する区間は、すべて青塗り区間(開削工法で建設)です。神田橋付近で千代田線の脇にぴたりとくっつきますが、三田線と千代田線のトンネルが2本並行しているのではなく、一体の複々線トンネルに合流します。三田線都営地下鉄ですが、帝都高速度交通営団(現在の東京メトロ)が千代田線トンネルと同時に施工しました。

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写真2 建物⑲前の通風口

 建物⑱(三洋安田ビル)の東側には建物⑲(日清製粉グループ本社ビル)があり、その前には写真2黄↓印の通風口があります。このあたりまで来ると三田線トンネルは車道の南(写真左)の方にぐんぐん曲がって離れていきますが、車道下のトンネルから歩道の通風口まで風道を伸ばています。

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写真3 建物⑲前の通風口

 写真3は、建物⑲前の通風口越しに三田線の進んで行く方を見た状態です。通風口(黄↓印)の脇に立って待っていると、電車が曲線を通過する音が聞こえてきました。

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写真4 建物⑱および建物⑲

 写真4は、三田線トンネル上を神田橋に向かって歩く途中で建物⑱および建物⑲を見たところです。三田線は、写真3の左奥から手前の方に曲がりながら近づいてきて、左手前に向かって通り過ぎます。

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写真5 三田線真上の風景

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写真6 建物⑳

 三田線は、写真5の左手前から右奥に向かって右曲線で進みます。進む先にあるものは、建物⑳(神田橋公衆トイレ)です。三田線はこの真下をくぐり、神田橋に向かってさらに曲がっていきます。

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写真7 通風口と神田橋

 写真7は、神田橋を北側から見た状態です。手前に通風口(赤↓印)が見えます。この脇で待っていると、電車が曲線を通過する音が響いてきました。この通風口は千代田線のものではなく、三田線のものなのです。

 ちなみに通風口のすぐ脇は建物⑳(神田橋公衆トイレ)です。

3.まとめ

 三田線神保町駅-大手町駅間のうち、千代田線トンネルと一体のトンネルに合流するまでの区間を今回紹介しました。途中2か所に三田線通風口があります。この先は日比谷駅付近まで、千代田線と一体の複々線区間になります。

 今回を以って、三田線神保町駅-大手町駅間に関する記事は終わります。

f:id:me38a:20191022195213j:plain以上
ちかてつ
さかてつでした…

【注記】本ブログ中の空中写真は、国土地理院「地図・空中写真閲覧サービス」よりダウンロードした写真データを私が編集・加工したものです。