新大宮バイパスから環八通りを越えて平和台駅付近まで、放射第35号線という幹線道路を建設中です。川越街道から外れて南下してきた有楽町線は、平和台駅の手前(北西)でこの放射第35号線の下にもぐり込みます。
前回、メトロステージS練馬北町〇という東京メトロ所有の賃貸物件がいくつも出てきましたが、今回も似たような名称の物件が次々に登場します。いずれも有楽町線トンネルの真上もしくはそのすぐ近くに建っています。
この畑の中を奥(北)から右手前(南)に向かって有楽町線が走っています。奥にはメトロステージS練馬北町2が見えます。
不動産広告のような記事になってきましたが、奥に見えるのがメトロステージS練馬北町3で右手前が4です。いずれも有楽町線トンネルの上に位置します。
メトロステージS練馬北町4の敷地には、懐かしい帝都高速度交通営団マークが入った境界標があります。
道路右側(東側)の奥(北)からメトロステージS練馬北町3と4、道路左側(西側)にはメトロステージS練馬北町5があります。ただし、5に関しては道路に面したごくの一部しか有楽町線トンネルの上に掛かっていないようです。このあたりから有楽町線は半径404m左曲線になります。
メトロステージS練馬北町5の前から南側(平和台駅側)を見た風景です。
写真5の場所から20mほど南に移動して撮影しました。私の真下を有楽町線は手前(北)から奥(南)に向かって走っています。写真右側(西側)のクリーム色の建物は参考資料4の航空写真にも写っており、有楽町線トンネルに一部かかっているようです。ただし建設に際して建物はそのままで地下を掘削したものと推定されます。
放射第35号線建設のための事務所です。この敷地の奥(放射第35号線側)に並んでいる樹木の下が有楽町線トンネルになります。
完成が近い放射第35号線です。奥(北)に東京都第四建設事務所が見えますが、その右側(東側)の樹木の下から私の足元に向かって有楽町線は走っています。
写真8の地点で体の向きを180度変えて撮影した風景です。私の足元からまっすぐ奥(池袋駅方面)に向かって有楽町線が走っています。
普通は民有地の下をなるべく通さないことを目的として道路の下に地下鉄を建設するものですが、ここではまず地下鉄を建設し、そのあとで道路を建設しているところがおもしろいと感じました。
この先有楽町線のトンネルは平和台駅に至りますが、その先の氷川台駅まではずっと道路の下となります。
参考資料
1.帝都高速度交通営団編「東京地下鉄道有楽町線建設史」帝都高速度交通営団(平成8年)
2.東京メトロHP「不動産事業」
3.国土地理院航空写真「CKT79-4 C6B-5」(1979年)