今回は中野区と練馬区の間の路地です。
●第一区間
別に公式に定められているわけではないのですが、便宜上3つの区間に分けます。
写真1 第一区間北口遠景 写真2 北口
ごく普通の道路(しかしすでに区境)を進みます。第一区間の北口です。中野区(右)の家の表札とボストが路地に面しています。
写真3 北口の境界標 写真4 北口を振り返る
写真2のブロック塀の脇には中野区の境界標(写真3)がありました。このブロック塀は練馬区、路地は中野区ということになります。写真4は北口を振り返ったところです。左のブロック塀は中野区、私がいる路地も中野区、右のブロックとフェンスは練馬区です。
写真5 南口近く 写真6 第一区間南口
第一区間は約50mです。南口が近づいてきました。ポンッという感じで広い場所に出ました。
●第二区間
広い道路(あくまでも比較的ですが)を60mほど歩くと第二区間です。
写真7 第二区間北口遠景 写真8 北口
第二区間の北口です。構図が第一区間北口(写真2)と似ていますね。路地右側には中野区の境界標がありますから、この路地も中野区なのでしょう。
写真9 クランクコース 写真10 クランクの先
第二区間は途中でクランク状に曲がっています。写真9のように住居表示板が貼付されています。このブロック塀は練馬区ということです。同じ場所で向きを変えて見た状態が写真10ですが、右側のブロック塀に中野区の住居表示板が貼付されています。よく見ると路地の足元右側には中野区の境界標があります。路地が中野区であることの主張です。
写真11 クランク
写真11は振り返って見たところです。中野区(左)と練馬区(右)の住居表示板どうしがにらみ合っている状態がよくわかります。この路地は中野区が用意したDMZ(非武装中立地帯)ということですね。
写真12 第二区間南口 写真13 区境で途絶える道路
第二区間も約50mです。南口を出ると写真13のような光景が飛び込んできます。区境で道路が途絶えています。練馬区としては道路を通したかったのに中野区が了解しなかった…という感じです。
●第三区間
再び路地に入ります。
写真14 第三区間北口 写真15 北口の境界標
第三区間の北口(写真14)には練馬区の境界標(写真15)がありました。矢印の先端までは練馬区ということになりますが、練馬区側の塀はこの区境より若干引っ込んでいます。この塀はブロック積みではなくコンクリートを打ったように見えます。ということは、型枠設置に際して中野区が「路地に型枠をはみ出させるのはダメだ。」と言ったのでしょうか? 型枠を外せるまでの1週間程なら許されそうなものですが…。
写真16 南口近く 写真17 南口
約70mの第三区間も終わりが近づきました。薄暗い路地から、いきなりポンッと広いところにはじき出されるような感覚は他の区間と同様です。
写真18 第三区間南口の境界標
第三区間南口には境界標がありました。北口の状況から推測すると、路地は中野区で、この境界標中央の赤ポチが中野区と練馬区の区境ということになりそうです。ということは、この境界標は両区の共有物であり、共同設置したものということなんでしょうかね?
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路地とは言っても状況から見て公道と思われ、通行者も結構多いようです。