ここから中野区

地図をよく見ると、意外な区どうしが接していたりするものです。中野区は新宿区の西側で、その他三方を渋谷区、杉並区、練馬区に囲まれている…という程度の認識だったのですが、実は豊島区とも接していました。豊島区との区境長さは約100m。

ということで、今回は中野区、豊島区、練馬区三重点に関してです。

 

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  写真1 ここから中野区      写真2 ここまで中野区

練馬区と豊島区の区境を北からたどってくると、写真1のような標識が目に入ります。この標識の手前は練馬区、奥は中野区、左側(道路の向かい側)は豊島区です。「ここから中野区」ということは…と思いつつ裏側に回ると、予想通り写真2のようになっていました。縄張り意識が強いようです。この標識の脇に横断禁止の道路標識がありますが、「勝手に区境を渡って向う側(豊島区)へ行ってはいけません。」という意味なのかとさえ思ってしまいます。

 

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  写真3 区境脇(2015年秋)

この場所で振り返ると、そこは中野区と練馬区の区境です(三重点はもう少し右側の道路上と思われます)。写真3に写っている歩行者は練馬区にいて、私は中野区にいるわけです。区境のすぐ脇では何やら工事をしているようです。

 

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  写真4 区境脇(2017年夏)     写真5 区境脇(2018年秋)

写真3と同じ場所の2年後と3年後です。工事が進むにつれ、都営アパート第2棟の建て替えだったということがわかりました。奥に見える第1棟もそのうち第2棟と同様、建て替えられるのでしょう。

 

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写真6 区境(2015年秋) 写真7 区境(2018年秋)

中野区と練馬区の区境をもっと近くで撮影したのが写真6と写真7です。以前はブロック塀があって区境がよくわからなかったのですが、都営アパート建て替えに伴ってブロック塀が撤去され、区境の状況がよくわかるようになりました。とんがったコンクリートの基礎にブロック塀時代の落書きがわずかに残っているところが味わい深いですね。アパート建て替えが完了する頃にはこの部位も整備されることでしょう。区境がどうなるか楽しみです。