金ヶ作地区から栗ヶ沢地区に入っていくと、鉄道連隊の線路跡がどこなのかわからなくなってきます。実はこの先、再び金ヶ作地区に戻って来るまでの約1kmの区間に関しては特にむずかしく、数年間に渡って何度か現地調査する必要がありました。写真の撮影年月も数年間に渡っています。
写真1は2015年に撮影した「線路跡に建つ家々」です。右手の緩やかに曲がっているところがいかにも「線路跡~」ですね。
写真2は3年後の同一場所です。空地には新しい家が建っています。しかし敷地境界の柵はそのままですし、独特の大型境界標(写真3)も残っています。
写真4は、曲がりながらさらに進んで道路と交差する、鉄道連隊の線路跡です。地図を調べるとこの道路は戦前から存在していますので、ここは踏切だったことになります。煉瓦積みの足元には陸軍の境界標(写真5)が眠っています。