【鉄道連隊線路跡(松戸駅付近)】

新京成電鉄が鉄道連隊の線路跡を利用して建設されたという話は有名です。しかし新規に建設された区間も意外と多く、そのため新京成電鉄沿線には鉄道連隊線路跡がたくさん存在します。そこで、この線路跡に関して少しずつ掲載しようかと思います。

   ◇   ◇   ◇

 

f:id:me38a:20181118171547j:plain f:id:me38a:20181118171534j:plain

タイトルに松戸駅付近と書きましたが、鉄道連隊の線路は松戸駅東の高台にあった陸軍工兵学校(現在は松戸中央公園、聖徳短大、松戸一中などになっている)から出ていたようです。写真1は、松戸一中の南に残っている陸軍の境界標です。ただし国土地理院の地図や航空写真を見た限りでは境界標の脇が線路跡ではなく、もっと東(写真2の奥)が起点だったようです。

「軍用地の範囲を示すものではあるが、線路跡を示すものか否かは不明」というのがいちばん正しい表現であるように思われます。

ちなみに、鉄道連隊に関する某書物には「ここが線路跡」と記載されていたりします。本当なんでしょうかね?