2本のレールを枕木でつないだハシゴ状のものを「軌框(ききょう)」と称し、軌框とその下の「道床(どうしょう)」を合わせて「軌道」と言います。道床としては砕石を使うのが一般的です。
軌道は路盤(地面を平らにならした部分)に支持されており、軌道と路盤を合わせて「線路」と称します。
では、軌框はどのようにして路盤に固定しているかというと…固定していません。鉄道模型の場合は道床を接着剤(木工用ボンド水溶液など)で固めるのが一般的ですが、実物は固定していないのです。
道床自らが少しずつ崩れることにより、列車通過時の衝撃を和らげているのですが、300km/hの速度で突っ走っても問題ないところが…やはり不思議です。
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ちなみに1枚目の写真は、某所の一般公開日に撮影したもの、2枚目は某外国の列車内から撮影したものです。線路の構造は同じですね。