線路…その不安定な構造

2本のレールを枕木でつないだハシゴ状のものを「軌框(ききょう)」と称し、軌框とその下の「道床(どうしょう)」を合わせて「軌道」と言います。道床としては砕石を使うのが一般的です。

軌道は路盤(地面を平らにならした部分)に支持されており、軌道と路盤を合わせて「線路」と称します。

では、軌框はどのようにして路盤に固定しているかというと…固定していません。鉄道模型の場合は道床を接着剤(木工用ボンド水溶液など)で固めるのが一般的ですが、実物は固定していないのです。

道床自らが少しずつ崩れることにより、列車通過時の衝撃を和らげているのですが、300km/hの速度で突っ走っても問題ないところが…やはり不思議です。

   ◇   ◇   ◇

 

f:id:me38a:20181118170252j:plain f:id:me38a:20181118170258j:plain

ちなみに1枚目の写真は、某所の一般公開日に撮影したもの、2枚目は某外国の列車内から撮影したものです。線路の構造は同じですね。